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5月22日

俺は一体何の罪を犯したのか。
何もしてはいない。
少なくとも、わが身にあれほど屈辱を受けるような愚行は。
なんで例のバイトの同僚、ここ知ってるんだよ。
というわけで颯爽とログ消します。
俺自身は顔赤くして続けますけど。
「お願い、言わないで。
お願いします。」
 
5月23日


ある環境調査員オオカミが吠えた。
「いつだってそうだ。俺たちはオオカミってだけで悪者だ。」
ある時、人間が狩りに来ることを偶然知ったオオカミは、みんなに危機を伝えようと
必死だった。喰われる。俺の目の黒いうちはそんなことはさせない。
オオカミは必死だった。けど誰も信じなかった。
ヤギさんは頑なに話を聞いてくれないので、無理矢理に逃がすしかなかった。
寧ろヤギはオオカミから逃げていた。
ヤギを喰った。6匹も喰った。あと1匹いる。
あれ、眠い。なんか眠いけど寝たらダメだ。ヤギが食いてぇ。
お腹から6匹のヤギが飛び出した。
こうしてオオカミは絶滅した。

今、僕達は環境を大事にするのが大切なんだ。
環境調査員かつ、最後のオオカミを失ったのは痛い。
 
5月24日


峰子さんは幽霊相談所の相談員だ。
主に悩む幽霊が通う、相談所。
たまに子犬が紛れ込む。
幽霊たちは犬の臭いが嫌いなので憑いて殺した。
子犬を供養した峰子さんまでも憑いて殺した。
今、幽霊達は野放しだ!
わたし達は峰子の代わりを探さなければいけない!
幽霊達は踊るのが好きなので、ピアノが弾ける人大募集です。
 
5月25日


僕は香奈ちゃんの秘密を知っている。
たまに間接を動かすとギギギ…という音がする。
香奈ちゃんのお母さんに聞くと「家庭の事情よ」って怒られるけど絶対違う。
香奈ちゃんは多分、機械人間だ。サイボーグなんだ。
だっていつも指にクリーム塗ってるもん。あれ、潤滑油なんだよ。
でも人に言ったらいけないんだ。
香奈ちゃんに言ったことをばれちゃったらどうなるかわかったもんじゃない。
言いてぇ。無性に言いてぇ。
穴を掘ってそこに叫ぶことにしよう!
穴を掘ったら香奈ちゃんが中から出てきて喰われた。
人間の油という極上の潤滑油を得たサイボーグは、この後に隣町の空き地を支配する。
 
5月26日


都合により削除
 
5月31日


つい今しがた帰宅しました。
>>31日帰宅。
みんなちゃんとここ読んだのか不思議です。

本題。
知っているかたもいるようで、携帯宛にメールまで頂きました。
今回の修学旅行で、クラスメイトかつ学級委員長の男の子が
4日目の海水浴中に溺れ、その夜亡くなりました。
少し頭に障害があるのか、と思わせるような彼ですが、学級委員長に
立候補するぐらい意欲的です。
その反面、目に見えるイジメが目立ち毎日のように嫌がらせを受けていました。
担任は学年を集めてこう言いました。
「事実と真実は絶対にあるんだ。彼が死んだ事実と、どうしてそうなったのかという
真実が。」
俺は真実を知りません。
だから、何も言えない。
彼の冥福を祈ります。